映画「ゴーストライター」をWowowで見ました。
ある場面(写真)で気づいたのですが、
人も車もほとんど通らない道路に掲げられた交通標識があります。
Reduced Speed 30
「時速30マイル(時速約48km以下)に減速して運転すること」
◆イギリスの度量衡では、距離はマイル(1マイル=約1.61km)で、道路標識は
マイル表示です。
これが制限速度ですと、例えば、
Speed Limit 50 (最高速度/制限速度 50マイル)
と表示します。
REDUCED SPEED
と書かれると、「スピード落とせ」という警告がそれとなく伝わってきます。
制限速度を表示するよりも、ぐっと効果的な感じです。
-----------------------------------------
余談ですが…
写真でも分かるとおり、この見通しのよい道路に通行する人や車はありません。
ここは島で、人口も少ないので、私には、どうもこの標識がしっくりきませんでした。
映画のあらすじは…
リタイアした元英首相の自伝を書くゴーストライターとして採用されたユアン・マクレガー。
しかし、彼の行く手には不穏な空気が立ち込めています。
前任者の不審死、政治世界のパワーゲーム、英首相と関係者をめぐり、謎めいた周囲の動き…車に残された手がかり…
孤島に住む元首相のセキュリティーの厳しい私邸に逗留し、インタビューを開始、前任者の書いた自伝に手を付けます。
しかし気になるのは、死んだ前任者のこと。自室で見つけた前任者が残した手掛かりを解明しようと、ユアンは単身調査に乗り出します。
砂地の中、邸宅の中国人使用人から借りた自転車に乗り、地元の人に話を聞こうと出かけて行きますが、雨が降り始めます。使用人から借りた帽子と手袋を身につけ、自転車を漕ぎ出した直後の場面が、この写真です。
この孤島は人も車も少なく、まるで静かに眠っているような土地柄です。
標識はそうした雰囲気を壊さないように警告しているかのようです。
しかし、つぎつぎに起きる事件ではカーチェイスも。
あの警告は、登場人物たちの目にはとまらないようです。
映画のラストシーンは、車の行き交うロンドン。
恐ろしい秘密を暴いたユアンは、パーティー会場で首謀者に対し、その秘密を明かしたメッセージを送り、狼狽させます。
その直後に、彼はその場を去り、自伝原稿を手に会場を出たところで、突然疾駆してきた車に轢かれ、命を落とします。風に舞い散る原稿…
あの交通標識は…なんだったのでしょう?
映像に出てくるものに、ひとつのムダもないとすれば、メッセージは?
主人公に、「深入りするな」とでも?
0 件のコメント:
コメントを投稿