先日CS放送で、なつかしい映画、「レッド・オクトーバーを追え(The Hunt for Red October)」をやっていました。人気作家トム・クランシーの作品を1990年に映画化したものです。
ソ連の最新鋭ミサイル原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」のラミウス艦長(ショーン・コネリー)と一部乗組員(サム・ニールたち)のスリリングな亡命劇。
中でもCIA分析官のジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)が、ソ連原潜を追う米潜水艦に乗り込むため、荒れる海上をヘリコプターから飛び乗る場面は、見ている観客も緊張ものです。
再三のトライアルがうまくいかず、ヘリはライアンの命綱を引き上げますが、ライアンはそれを切って海中にダイビング。無茶をするライアンにあきれるヘリの乗組員。すぐさま潜水艦側の潜水士らがライアンの救助に向かいます。
それを見届けたヘリは無線で「We are history」と言って飛び去って行きます。
その部分の字幕は、「あとはよろしくたのむ!」でした。
「おれたちは過去になった」→「おれたちの役目は終わった」→「あとはよろしく」というわけです。
history「過去のもの」はアメリカ映画やテレビドラマでとてもよく出てきます。
古くなったもの、時代遅れになったもの、現代から取り残されたもの、などなど。
字幕の日本語はとことん練ってありますね。非常に感心します。
2011年11月7日月曜日
2011年10月14日金曜日
Crocodile Crying:うそ泣き(Law&Order:Criminal Intent)
crocodile tears(ワニの涙)=見せ掛けの涙、うそ泣き
アメリカの「Law&Order:Criminal Intent」の中で、エイムズ刑事がゴーレン刑事に向かって、
「Crocodile crying?」と容疑者を評した場面がありました。
Law&Orderという名を冠した番組は、日本では、e2スカパー(またはCATV)のFoxチャンネルやSuperDramaチャンネルで見られます。もとになった刑事法廷ドラマ番組「Law & Order」は、NBCで1990年9月-2010年5月という長期間にわたり、実に20シーズンを放映して終了しました。その間に様々なスピンオフ番組ができ、「クリミナル・インテント(犯罪心理捜査班)」もそのひとつ。
最もリアルで毎回完成度の高い脚本と演出として評価を得ているのは「L&O:性犯罪特捜班」です。これについては、別の機会に触れたいと思います。
◆じっくり見たいDVD: 英語字幕版で見るには
こうした番組の日本語字幕版DVD化はなかなか進んでいないようです。
「性犯罪」が2010年にようやく第一シーズン分、作られましたが、日本語字幕だけで、吹き替えはありません。
安価に見るには、アメリカ版(NTSC region 1)の中古をアメリカから取り寄せ、思い切って英語字幕版でみることでしょう。でもTV方式の違いがあり、注意が必要です。機械で見るよりPCがおすすめです。
日本はNTSC 第2地域。PCで見るにはこのregion設定を変えなくてはなりません。でもこの設定は普通、有限回(4回ほど)に限られており、大変不便。
そこで、おすすめは、多様なメディアに対応したプレーヤーのダウンロードです。
なかでも、VLC Media Playerは、このregionの問題をクリアしており、とても便利です。
アメリカのDVDには、聴覚障害者向けに必ずといっていいほど、英語字幕が入っておりますので、
とりあえず、英語でOKのみなさんにはおすすめの方法です。
英語の字幕。静止画像にしながら読みますと、そのへんの日本語字幕では分らないことが
しっかりわかる・・・という利点があります。
「えいじろう」さんを頼りに、これはかなりの楽しみになっております。
アメリカの「Law&Order:Criminal Intent」の中で、エイムズ刑事がゴーレン刑事に向かって、
「Crocodile crying?」と容疑者を評した場面がありました。
Law&Orderという名を冠した番組は、日本では、e2スカパー(またはCATV)のFoxチャンネルやSuperDramaチャンネルで見られます。もとになった刑事法廷ドラマ番組「Law & Order」は、NBCで1990年9月-2010年5月という長期間にわたり、実に20シーズンを放映して終了しました。その間に様々なスピンオフ番組ができ、「クリミナル・インテント(犯罪心理捜査班)」もそのひとつ。
最もリアルで毎回完成度の高い脚本と演出として評価を得ているのは「L&O:性犯罪特捜班」です。これについては、別の機会に触れたいと思います。
また、「クリミナル・インテント」は2001年9月-2011年の間にアメリカで放映、10シーズンで終了しました。ビンセント・ドノフリオのリアルな演技、丁寧な描写など、魅力満載で、私の大好きなシリーズです。
日本では2008年から第一シーズン放映開始、この10月に第6シーズン放映予定です。最初からじっくり見たい・・・それにはDVD化が望まれますが、まだビデオ屋さんで拝むことができません。
------------------------------------------------
◆じっくり見たいDVD: 英語字幕版で見るには
こうした番組の日本語字幕版DVD化はなかなか進んでいないようです。
「性犯罪」が2010年にようやく第一シーズン分、作られましたが、日本語字幕だけで、吹き替えはありません。
安価に見るには、アメリカ版(NTSC region 1)の中古をアメリカから取り寄せ、思い切って英語字幕版でみることでしょう。でもTV方式の違いがあり、注意が必要です。機械で見るよりPCがおすすめです。
日本はNTSC 第2地域。PCで見るにはこのregion設定を変えなくてはなりません。でもこの設定は普通、有限回(4回ほど)に限られており、大変不便。
そこで、おすすめは、多様なメディアに対応したプレーヤーのダウンロードです。
なかでも、VLC Media Playerは、このregionの問題をクリアしており、とても便利です。
アメリカのDVDには、聴覚障害者向けに必ずといっていいほど、英語字幕が入っておりますので、
とりあえず、英語でOKのみなさんにはおすすめの方法です。
英語の字幕。静止画像にしながら読みますと、そのへんの日本語字幕では分らないことが
しっかりわかる・・・という利点があります。
「えいじろう」さんを頼りに、これはかなりの楽しみになっております。
2011年8月27日土曜日
ビジネスレター:英国発スリラー「モバイル」第3話より

録画した画面から、その細部に映し出された情報まで読み取ることができるようになったのです。その具体例、「モバイル」の一場面を取り上げます。
◆「モバイル」:イギリスのテレビミニシリーズで、2007年に放映されたドラマです。
◆あらすじ:大手携帯電話会社をめぐり、はじめは無関係だった複数の家族それぞれに起こった悲劇と怨恨が、いつしか接点を持ち、復讐の陰謀が壮大なスケールへと発展していく、というスリリングな構成で、息つく暇も無い展開を見せるドラマです。
今朝CSのFoxプラスで放映された「モバイル」第3話(イギリスのITV
差出人は、先に敵対的買収で、David Westの電話会社Oxident社を乗っ取ったCorsoncomのCEO、James Corsonからのものです。小児性愛者のCorsonはWestの一人娘を手中に収め、堕胎させたばかりか、娘を使ってWestの自宅から会社の機密書類を盗ませて買収に成功した男です。高校生の娘は利用された事を知り、両親の前で縊死します。Westは復讐に燃え、米企業に転職して成功し、ついにはCorsoncomを逆買収。CEOの座に初出勤の日、Corsonから受けた同じ仕打ちを本人に浴びせようと彼を社長室で待ち受けているときに、この手紙がPCに送られてきます。
Corsonの個人用レターヘッドを使用しての、一見丁寧な文面は、すでにWestの意図を先取りしており、新たな宣戦布告ともとれ、彼の気持ちを狂おしいほど逆なでするものでした。
---------------------------------------------
Corsoncom Communications Ltd., I Commonwealth Square London
Sir James Corson
Chief Executive Officer
Corsoncom
I Commonwealth Square
London ICI 2HD
11.01.06
Dear David West
I wanted to take a moment to let you know that I am leaving my position of Chief Executive Officer at Corsoncom, due to a company take over.
I have e enjoyed my tenure here and I relish that you will be taking over my company.
Thank you for the support, guidance and encouragement you will provide my company. Even though I will miss my colleagues and the company, I am looking forward to this new challenge and to starting a new phase of my life.
Thanks again for everything.
Yours truly,
Sir James Corson
---------------------------------------------
要約:
親愛なるデビッド・ウェスト君へ
企業買収のおかげでCorsoncom社のCEOの職を辞することを知らせておきたくてね。
在職中は楽しかったよ。君が買収工作をするだろうと楽しみでね。
私の会社をよろしくたのむよ。社員や会社と別れるのは寂しいが、(君の)この新たな挑戦も楽しみだし、自分の人生の新段階を迎えるのも楽しみだ。
ジェームズ・コーソン卿より(すでに、彼は「卿」の称号まで手中に収めていた)
-----------------------------------------------
「モバイル」は3話までのミニシリーズとなっていましたが、
Imdbによれば、4話まで作られています。
でも、Fox Plusでは第4話の放映予定はまだないようです。
早く見たいものです。
2011年5月23日月曜日
That's the general idea!:そういうことになるね
映画「ローマの休日」の一場面です。
グレゴリー・ペックふんする新聞記者のジョーが、薬で酩酊したアン王女を保護して、自分のアパートに連れてきたときに、アン王女が、
「Could I sleep here?(ここで眠ってよろしくて?)」と尋ねた際のジョーの返事がこれです。
That's the general idea. まぁ、そういうことだね、という意味です。
---------------------------------------------------
今を去ること数日前の20日(金)のNHK番組「BS歴史館」はハリウッド生誕100年記念として、映画「ローマの休日」にまつわるアメリカの「赤狩り」の歴史を取り上げており、大変興味深い話が次々に出てきました。
「ローマの休日」の中に、こうした時代の背景があぶりだされるかのように、映画の中に秘められた意味を持つ、さまざまなメッセージが見えてくるようです。
-----------------------------------------------
ちなみに、モノクロ映画だった理由は、そうした効果を狙ったものと、長い間信じてきましたが、ローマでのオールロケをとるかスタジオ撮影をとるか、という予算上の選択を迫られた結果、お金のかかるローマロケを敢行したため、とのこと。お金があれば、カラーでとりたかったのは言うまでもないことなのでしょう。40テイク、90テイクの監督、ともいわれる、こだわりのウィリアム・ワイラー監督ですが、一発でOKになった場面があります。例の「真実の像」の場面です。
嘘をついている人が手をその像の口に入れると、手をとられてしまう、という場面です。
監督とペックはオードリーに内緒で、ジョーの手がとられそうになる芝居を打ちます。知らされていなかったオードリーのリアクションは、それこそ真に迫っていました。
「Could I sleep here?(ここで眠ってよろしくて?)」と尋ねた際のジョーの返事がこれです。
That's the general idea. まぁ、そういうことだね、という意味です。
---------------------------------------------------
今を去ること数日前の20日(金)のNHK番組「BS歴史館」はハリウッド生誕100年記念として、映画「ローマの休日」にまつわるアメリカの「赤狩り」の歴史を取り上げており、大変興味深い話が次々に出てきました。
「ローマの休日」の中に、こうした時代の背景があぶりだされるかのように、映画の中に秘められた意味を持つ、さまざまなメッセージが見えてくるようです。
-----------------------------------------------
ちなみに、モノクロ映画だった理由は、そうした効果を狙ったものと、長い間信じてきましたが、ローマでのオールロケをとるかスタジオ撮影をとるか、という予算上の選択を迫られた結果、お金のかかるローマロケを敢行したため、とのこと。お金があれば、カラーでとりたかったのは言うまでもないことなのでしょう。40テイク、90テイクの監督、ともいわれる、こだわりのウィリアム・ワイラー監督ですが、一発でOKになった場面があります。例の「真実の像」の場面です。
嘘をついている人が手をその像の口に入れると、手をとられてしまう、という場面です。
監督とペックはオードリーに内緒で、ジョーの手がとられそうになる芝居を打ちます。知らされていなかったオードリーのリアクションは、それこそ真に迫っていました。
「ローマの休日」は何度見ても飽きることがありません。
良質のファンタジーに酔える、数少ない映画のひとつでしょう。
2011年4月22日金曜日
Glee: "Totsが欲しいの!"(メルセデスの学食大好物はメーカー品)


◆「Totsが欲しいの!」:
マッキンレー高校のグリークラブ員メルセデスが、学食で「フライドポテトをメニューに戻して」と、紙ボードにこの文字を書いて抗議。やがて多くの学生が抗議の輪に加わります・・・(*▲*)
ちなみにtotを辞書でひくと、a very young child, またはsmall amount(Collins Cobuild Dictionary)
-------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------
◆Glee:アメリカで大人気のミュージカルドラマ
NHKで吹替え版放映が始まったばかり。ケーブルテレビのFox チャンネルでは昨年から字幕版放映開始、この4月から第2シーズン放映中です。
◆4月17日(日)放映第2シーズン7話:
体重豊かな黒人女子学生メルセデスが学食でいつも楽しみにしていたフライドポテト(Tots)が、突然学食から姿を消します。スー先生の仕業。インフルエンザが流行、フィギンス校長が欠勤の間に、チアー部顧問のスー先生が校長代行になり、再びお得意のイジワル攻撃。学生たちはTotsを求めて、抗議行動を起こします。
登録:
投稿 (Atom)