2011年11月7日月曜日

We are history!: 後はよろしくたのむ!

先日CS放送で、なつかしい映画、「レッド・オクトーバーを追え(The Hunt for Red October)」をやっていました。人気作家トム・クランシーの作品を1990年に映画化したものです。

ソ連の最新鋭ミサイル原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」のラミウス艦長(ショーン・コネリー)と一部乗組員(サム・ニールたち)のスリリングな亡命劇。
中でもCIA分析官のジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)が、ソ連原潜を追う米潜水艦に乗り込むため、荒れる海上をヘリコプターから飛び乗る場面は、見ている観客も緊張ものです。

再三のトライアルがうまくいかず、ヘリはライアンの命綱を引き上げますが、ライアンはそれを切って海中にダイビング。無茶をするライアンにあきれるヘリの乗組員。すぐさま潜水艦側の潜水士らがライアンの救助に向かいます。

それを見届けたヘリは無線で「We are history」と言って飛び去って行きます。
その部分の字幕は、「あとはよろしくたのむ!」でした。

「おれたちは過去になった」→「おれたちの役目は終わった」→「あとはよろしく」というわけです。

history「過去のもの」はアメリカ映画やテレビドラマでとてもよく出てきます。
古くなったもの、時代遅れになったもの、現代から取り残されたもの、などなど。

字幕の日本語はとことん練ってありますね。非常に感心します。